内容証明郵便とは?
内容証明郵便を簡潔に説明すると、i.どんな内容の手紙を、ii.相手にいつ出したのか、ということを郵便局が証明してくれる郵便ということになります。
内容証明郵便の効果は?
前段落で説明した「どんな内容の手紙を、いつ出したのか」という証明・証拠になるという本来的効果に加えて、相手に対して心理的圧迫を加えるという効果があります。
普段の日常生活においては、内容証明郵便を目にする機会はほとんどないこと、郵便局長やら代理人の印が押してあったり、書留で受け取ったりする点で重要な通知であるという印象を受けることなどから、受け取っただけで動揺してしまうでしょう。そして、書面の要求通りに応じてしまうことになります。そのため、内容証明郵便はトラブル解決の手段として、頻繁に用いられます。
しかし、内容証明郵便の効果は、本来的効果と心理的効果だけで、内容証明郵便を出しさえすればトラブルすべてが解決するわけではないという点に、注意が必要です。
どんな場合に内容証明郵便を利用するの?
内容証明郵便は、以下のような場合に利用するとよいでしょう。
- 相手の対応に誠意が感じられず、心理的圧迫を加えたい場合
- 相手の考えが分からず、出方を探りたい場合
- 後の紛争に備えて、証拠作りをしたい場合
逆に、以下のような場合には利用を避けるべきでしょう。
- 相手に誠意がみられる場合
- トラブル解決後も親しくする場合
- 自分に弱みがある場合
具体的ケースは?
具体的には、債権譲渡の通知、貸金の返還請求、時効の中断、クーリングオフの通知などに用いられます。
内容証明郵便を受け取ったけど……
慌てずに、まず内容証明郵便を受け取らなければいけなかった理由を考えましょう。焦って、返事を出す必要はありません。一部の場合(解除するかどうかの請求を受けたとき、通常の商取引の申込みがあった場合など)を除いて、内容証明郵便の返事を出さなかったからといって、差出人の言い分を認めたことにはならないからです。
返事を書く場合でも、相手の証拠となることを考えて、要領よく簡潔に書くことを心がけましょう。専門家に相談が必要な場合もあるでしょう。
